審美歯科治療ではセラミックの色を合わせるために写真を何枚も撮ります。カメラにはこだわって色の具合が技工士の方に伝わるようにしております。お写真は背景の色や角度を変えて何枚お撮りいたしますので、少しお時間がかかります。
オールセラミックブリッジ · 30日 3月 2025
前歯のブリッジ治療は、抜いた歯の歯茎の位置を調整することが歯の大きさを決めるために重要ですので、歯茎の位置を整える審美歯科治療を行います。
前歯をブリッジにする時は抜いた歯の歯茎をしっかりと残せるのか確認してから審美歯科治療を行うことお勧めします。
抜けてしまった歯の両隣の歯を削って、3本の歯をつなげて1体とする治療をブリッジ治療といいます.
審美歯科治療のメリットとして,歯の大きさのバランスを変更して良いバランスにする事ができるという事があります.
歯の大きさのバランスが整う事できれいな歯に見えるようになります.
セラミックの本数が多い場合、例えば前歯4本とか6本をオールセラミックで治療する場合、オールセラミックの隣の歯が天然の歯のことがあります。
オールセラミックの隣の天然の歯が濃い色合いの場合、オールセラミックの色を白くすると色が浮いてしまって見えてしまいますので、色を抑えてオールセラミックを作成するか、隣の歯をホワイトニングなどで出来る限り白くしてからオールセラミックを作成するか、ホワイトニングでご希望の色にならなかった場合は隣の歯もラミネートベニアなどで白い歯にするなどといったことを考える必要があります。
出っ歯の治療を審美歯科で考える場合、歯の角度と歯と歯茎の付け根の部分の出っ張り具合を考えて治療を計画します。
歯の角度が出ていて下の歯の噛み合わせがきれいな場合上の出ている歯を審美歯科治療で治すのはすぐに終わります.2回から3回で終わる事がほとんどです.
仮歯の形が最終的なオールセラミックの形となりますので、仮歯の段階でしっかりと形の打合わせをする必要があります.
ただ、完全にご自身のご希望の形にするには、かみ合わせの関係で、歯の長さなどの制約があり難しい場合もあります.特に出っ歯を引っ込める治療に関しては、歯を内側に入れれる限界があります.(こういった場合は、矯正治療と審美歯科を併用する事で改善します。)また、歯ぎしり等で全体的に歯がすり減ってしまっている場合は、前歯だけの治療で歯の長さを長くする事が難しく、奥歯を含めて全体的に長さを回復する治療が必要と判断する事もあります.
審美歯科の素材であるオールセラミックで治療をされた方の中には歯ぎしりや食いしばりの強い方がいらっしゃいます。場合によってはセラミックが欠けてしまうことやすり減ってしまうことがあります。
通常、審美歯科治療を行えば長期間持ちますが、歯ぎしりや食いしばりの強い方は短期間に問題が起こることがあります。
前歯の歯並びを審美歯科治療で短期間に治したいというご希望の方の治療例です.極端な歯並びの不正は矯正治療が良いのですが,ケースによっては審美歯科治療できれいな歯並びにする事ができます.
このケースでは歯の神経を抜かずに歯並びを改善する事ができました.また、歯の色を白くする事ができるのも喜ばれています.
顎のズレがある場合、単純に審美歯科のみでは解決しないことがあります。
歯茎の位置は綺麗に左右で揃っているのに、左右の長さが違う場合など、顎が曲がってしまっているために噛み合わせの高さが左右で違ってしまっている場合があります。
こういったケースで、歯の長さを揃えたい場合は、矯正治療を審美歯科治療前に行う必要があります。
写真は調整前のナイトガードです.
審美歯科治療後の方で、歯ぎしりや食いしばりをされる方はこのナイトガードを使用していただきます.
約1ミリの厚みのプラスティック製のマウスピースです.
寝る時に歯にはめて寝ていただくだけで済みます.