審美歯科のトラブルの一つに、オールセラミックの色や形をしっかりと見ないで最終的なセメントでつけてしまい、修正ができ無くなってしまった。というトラブルがあります。
最終的なセメントでオールセラミックをつけてしまうと色の修正はできないからです。
そのため、オールセラミックを仮のセメントでつけてお帰りいただいて、1週間ほど様子を見ていただいたのちに最終的なセメントでつけるという方法を取る場合がよくあります。
歯茎の下がってしまっている方の歯は左右の歯の長さがちがって見えてしまうため、綺麗に歯の大きさをそろえる場合は、歯茎の再生や歯茎の整形で歯の大きさを調整する必要があります!
少し歯の大きさがちがうだけで、歯の見た目ってすごく気になってしまう事があります。そのため、歯茎の形を修正するために歯茎の再生治療を審美歯科治療と合わせて行うことがあります。
また、セラミックなどで治す歯ではなく、周りの歯の長さが長くなってしまってバランスが悪い場合に、周りの歯の歯茎の長さを通常の状態に改善します。
今回は、オールセラミックで治す隣の歯が歯茎が下がってしまい、長くなっているのを歯茎の再生治療にて長さを改善してバランスを整えた上で審美歯科治療を行ったケースをご紹介いたします。
オールセラミック を入れたのに歯茎が黒ずんでしまったという方へ。
よく差し歯の歯茎が黒ずんでしまっている方がいらっしゃると思います。オールセラミックを選択される方の中に歯茎が黒ずまないようにしたいという方がいらっしゃいます。
オールセラミックは従来のセラミックとちがい、金属を使用しないため,歯茎が黒ずみにくいのは事実ですが,オールセラミックを使用しても歯茎が黒ずんでしまうこともあります。
歯茎が下がった場合と、メラニン色素で歯茎が黒い場合と金属の粉がすでに歯茎の中に入り込んでしまっている場合は、オールセラミックを使用しても歯茎が黒くなることがあります。
詳しい治療法は歯茎の黒ずみの治療のページをご覧ください。
このページでは歯茎の黒ずみの原因や治療のご説明を詳しくご紹介しております。歯茎の黒ずみの治療はしっかりと原因を確認することが重要になります。
古い差し歯が入っていて、歯並びも少し乱れてしまっています。審美歯科治療を行う際には、差し歯を交換するのに加えて歯並びを改善します。
近年審美歯科と言っても単に従来の差し歯であるメタルボンドをオールセラミックに交換するだけでは見た目が不十分である事が多くなってしまっています.
これは、審美歯科治療をする際に歯茎の位置などを気にせずに作成する事で、歯茎が下がって来て長い歯になったとか大きさが不揃いになってしまったとか、歯茎の黒ずみが解消しなかったなどの問題を起こしております.審美歯科治療を行うさいは歯茎の整形・再生などや歯茎の黒ずみの治療も合わせて行わないと審美的な結果を生まなくなってしまっております.
また、審美歯科の失敗は歯科治療技術的なものと、コミュニュケーションによるものがあります。
審美歯科治療で、セラミックを入れたらそれで終了ではありません。
セラミックを長持ちさせるためにメンテナンスをする必要があります。
メンテナンスをしないと、歯茎が腫れてセラミック周囲の歯茎が炎症を起こしてしまったり、セラミックに色がついてしまうことがあります。
審美歯科治療では、オールセラミックの色合いを周囲の歯に合わせる用に色を調整します。
歯の表面にいろいろな模様を付ける事で、周囲の歯になじんだオールセラミックが出来ます.審美歯科治療では色の調整を行いますが,元々の歯の状態が特徴的な場合は調整が大変な場合もあります.
審美歯科治療を一度受けられた方は、歯茎が下がってしまうことに気を付ける必要があります。歯茎が下がってしまうと、差し歯の境界が露出して見た目がひどいことになってしまいます。
差し歯が浮いた感じに見える上に、歯が長くみえます。また、今後の歯周病や虫歯などの問題が起こる可能性が高くなります。
そして、もう一つの大きな問題は、差し歯をやり直すだけでは、歯の根っこを覆う長さの差し歯が入ってしまい、長くて見た目の悪い状態になります。差し歯をやり直すと同時に歯茎の再生治療を行うことで前歯の見た目が良いものになります。
審美歯科で前歯を治す場合、どの程度の長さが綺麗なのか考える必要が有ります。
小さい歯を好まれる方が比較的多いようですが、小さすぎるのも違和感を感じてしまうと思います。
審美歯科のトラブルについて
せっかく審美歯科治療を行ってもうまくいかないことがあります。
歯磨きをしても審美歯科治療後のセラミックから匂いがするときにされている方、大至急に再治療が必要となるかもしれません。