出っ歯の方の審美歯科は歯並び以上に歯茎の位置が重要です。
出っ歯など歯並びが悪い場合は、通常歯茎の位置が左右で異なりますので、審美歯科治療を行う場合仮歯の状態で歯茎の位置を整える必要があります.
オールセラミックを入れた後で歯の位置が左右でちがうといっても修正が利かないので要注意です.
前歯の審美歯科は歯茎の位置も重要です。
前歯の治療を行うときに気を付けないといけないのが歯茎の位置になります。歯茎の位置が整っていないと笑った時に歯の大きさの不揃いが気になるようになってしまいます。
審美歯科を失敗しないためには歯茎の整形を行い、歯茎の位置を整えることが重要になります。
歯茎の整形というと大事かと思われてしまいますが、処置自体は10分ほどで終わることがほとんどです。ほんの少しの処置で歯の審美性が大きく変わりますので、お勧めしております。
歯茎の整形ケースの紹介
よくある審美歯科の失敗のケースを紹介いたします。この方は、仮歯を入れた状態で転院されてきました。歯の大きさのバランスを変更することができないと言われたそうで、この形の歯が入ってしまうことが嫌でご来院されました。
状況のご説明をいたします。
左の写真は来院時です。左右の前歯の長さが違います。また、仮歯がひどいものが入っているために最終的なセラミックのイメージに不安を感じてしまいます。
右の写真は歯茎の整形をした後です。 歯茎の整形を行った後に新しい仮歯が入っています。仮歯の大きさを修正することで、セラミックの形の参考にします。
左右の長さがほぼそろい、患者さんも納得していただきました。
仮歯の状態でホームホワイトニングを進めていただいております。
ホワイトニングの方が終了次第歯型を取ります。
歯茎の整形のページ
~歯茎の再生治療と審美歯科治療の注意~
歯茎の再生治療や審美歯科治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込み)です。また、オールセラミック の種類によって当院では1本6万6千円(税込み)~16万5千円(税込み)のセラミックを選んでいただいております。
料金に関しましては、最小単位の標準的な料金となります。本数の多い場合は、掛け算して計算していただく必要があります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しているようなケースのうち、歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
歯茎の再生治療のリスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。
審美歯科のリスク
審美歯科で歯並びを治す場合のリスクとしては、歯の神経を取らないとしみてしまったり、お痛みが出てしまう場合があります。また、オールセラミック の色合いはかなり天然の歯に近いものになりますが、完全に同じものではありません。