セラミックの歯茎が下がってしまった場合どうされますか?
通常の審美歯科の治療ではオールセラミックを交換するだけの治療となります.そのため、歯の長さが左右でちがってしまったりしばらくしてまた歯茎が下がってしまうという問題がおこってしまいます.
歯茎が下がってしまった場合は、歯茎を回復させる事を考える必要があります.
セラミックの歯茎が下がってしまったときの審美歯科治療をご紹介いたします.
セラミックの歯茎が下がって黒い!
きれいなセラミックでも歯茎が下がってしまうと、見た目が悪くなってしまいます.こういったケースでは、再治療のために、単純にオールセラミックを入れ替えるるだけだと、しばらくするとまた歯茎が下がってしまいますので、再治療の繰り返しになってしまいます.
こういったケースでは、歯ぐきの再生治療を審美歯科治療と平行して行う事で、将来的に差し歯の歯茎が下がってしまう事を予防する事が出来ます.
前歯のセラミックの歯茎が下がってしまった左側3本の歯茎を再生した後にオールセラミックを前歯4本に入れ替えています.
歯茎の厚みも増しましたので今後歯茎が下がる心配が軽減します.
審美歯科で歯茎が将来的に下がってほしくない方は歯ぐきの再生治療を併用される事をお勧めしております.
~歯茎の再生治療と審美歯科治療の注意~
お写真を見ていただいてわかるように回復した歯茎が剥がれてしまっているということはありません。しっかりと厚くて丈夫な歯茎が出来上がってきています。
お写真では、上前歯3本の歯茎の再生治療と合わせてオールセラミック 4本の治療を行っております。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。歯茎の再生治療3本で7万7千円(税込)オールセラミック 4本で26万4千円(税込)かかりました。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しています。このケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。